うずはちさんからのお便り
2009.05.30 Saturday 21:30
太平洋をヨットで横断して
いまアメリカにいるうずはちくんから
メッセージが届きました。
やはり過酷な旅だったようですね。
うずはちくんも、きたしらかわ博覧会期間中
太平洋で星空を眺めていたようです!
お疲れさまです。うずはちJAPAN!
-------------------------------------------------------
こんにちは。うずはしです。
到着してとりあえずの報告しか出来ていませんでしたが、やっ
とゆっくり時間ができて、あれはいったいなんだったのだろか
、、といま振り返ってます。
自分の記憶のためもかねてと、少しあれですが、ま、暇があれ
ば読んでください。
サンフランシスコは今お昼、快晴。空気が澄んでいて、乾いた
光があふれています。風も透き通っていて、気持ちよいです。
上陸して、見るものすべてが新鮮で面白く思えて、いちいち感
動しています。
あれは夢やったんかな?ほんまやったんかな?
航海中の記憶は時空の感覚がねじ曲がっていて、どうやら頭の
中の夢と現実の境目にある、小さな隙間にインプットされたよ
うです。
到着してすぐなのに記憶がすでに遠いところにあるというか、
近くにあるんだけれど、すぐ触れるところに無いといった不思
議な感覚です。
妄想と現実、期待と不安、感傷と躁鬱の準備期間
出航 日本はすぐに見えなくなるな
空と海に風しかない青色のステージ スーパーピュア 別名;
青い砂漠の監獄
到着 濃い霧の朝 ランドフォールとゴールデンゲートフォ
グホーンオーケストラ 霧が晴れた街は光り輝いていた
34日間という日数よりも出航、海、到着という三つのステー
ジだけがあったという感じで、日数や時間の経過をカウントす
る脳みそはなくなっていました
出航してしまえば
半日ももたずして陸地は遥か後方へ。
あとは着く瞬間まで一切何んにも見えなくて、
青 青 青、、青 青 青、、。
青 青 青、、、。
青 青 青、、、。
青 、、、 青、、、。
あほになる
風を受けて、青い砂漠をひたすらにヒタスラをかけあわせて走
り続けます。風の吹く限り帆を合わせて永遠か。交代で番をし
て夜も撤して走ります。
晴れた夜は星が本当にきれいで銀河の果てまで見えそうです。
流れ星も何かが燃えながら飛んでるというのがよくわかるくら
い近く明るく見えました。
また船尾を見ると船の引き波にあわせて夜光虫が光っていて、
船が丸ごと彗星になって飛んでるみたいに思えてきます。そこ
へイルカが夜光虫を全身にまとって遊びにきます。真夜中に光
る物体が遊びに来るって、、、ここはどこだ?
そう聞くと、イルカがシルカという、、それを聞いていたゼウ
スが、そのままイルカをダジャレごと天空にあげてしまいまし
た。夏の夜、天頂付近にぶら下がるイヤリングのような小さな
星座イルカ座の伝説でした。
そんな幻想的な夜があったとか、無かったとか、、
でも、そんなロマンチックな気分はすぐにどうでもよくなるく
らいに夜はひたすら真っ暗で眠たくて寒くて退屈で単調で怖く
てひたすら耐えるのみで、、、といって逃げようにも夜は毎日
絶対来よるし、、、。唯一音楽と短波ラジオが心のオアシスで
した。
明けても暮れても海そら風。
しまいには漂流ゴミを見つけてゴミーー−!と声を上げると皆
中から出てきてゴミー!などと言って喜ぶようになる始末。
黒いブイは人の頭に見えるので話しかけてみます。アミーゴア
ミーゴ!
アメリカからのAM放送が届きだすと、そこからは古くならない
古いアメリカの音楽がとめどなく流れでてくる。とめどなく、
、永遠に
濃い霧の朝
水墨画のような崖がふわ、と現れる
それがランドフォール
ゴールデンゲートブリッジは霧の中
ゴールデンゲートフォグホーンの荘厳な響きのなかゆっくりと
橋をくぐると、にわかに霧が晴れだしてサンフランシスコの街
並が朝日に光り輝きだしました。坂道に沿って並ぶおもちゃみ
たいな街並が本当にきれいでいつまでも眺めていました。
航海中、夢をたくさん見ました。どれもしっかり覚えていて、
記憶として頭にストックされています。そのすぐとなりに青色
ばっかりの非日常的日常の記憶がストックされているわけでし
て、どうやら混ざりかけているのかもしれません。
あと言葉にも飢えているのかもしれません、、、
なんやかやですが 今サンフランシスコいることだけは間違い
ないようです。
長い文章読んでいただきありがとうございました。
それでよい一日を!
うずはし幸広
いまアメリカにいるうずはちくんから
メッセージが届きました。
やはり過酷な旅だったようですね。
うずはちくんも、きたしらかわ博覧会期間中
太平洋で星空を眺めていたようです!
お疲れさまです。うずはちJAPAN!
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こんにちは。うずはしです。
到着してとりあえずの報告しか出来ていませんでしたが、やっ
とゆっくり時間ができて、あれはいったいなんだったのだろか
、、といま振り返ってます。
自分の記憶のためもかねてと、少しあれですが、ま、暇があれ
ば読んでください。
サンフランシスコは今お昼、快晴。空気が澄んでいて、乾いた
光があふれています。風も透き通っていて、気持ちよいです。
上陸して、見るものすべてが新鮮で面白く思えて、いちいち感
動しています。
あれは夢やったんかな?ほんまやったんかな?
航海中の記憶は時空の感覚がねじ曲がっていて、どうやら頭の
中の夢と現実の境目にある、小さな隙間にインプットされたよ
うです。
到着してすぐなのに記憶がすでに遠いところにあるというか、
近くにあるんだけれど、すぐ触れるところに無いといった不思
議な感覚です。
妄想と現実、期待と不安、感傷と躁鬱の準備期間
出航 日本はすぐに見えなくなるな
空と海に風しかない青色のステージ スーパーピュア 別名;
青い砂漠の監獄
到着 濃い霧の朝 ランドフォールとゴールデンゲートフォ
グホーンオーケストラ 霧が晴れた街は光り輝いていた
34日間という日数よりも出航、海、到着という三つのステー
ジだけがあったという感じで、日数や時間の経過をカウントす
る脳みそはなくなっていました
出航してしまえば
半日ももたずして陸地は遥か後方へ。
あとは着く瞬間まで一切何んにも見えなくて、
青 青 青、、青 青 青、、。
青 青 青、、、。
青 青 青、、、。
青 、、、 青、、、。
あほになる
風を受けて、青い砂漠をひたすらにヒタスラをかけあわせて走
り続けます。風の吹く限り帆を合わせて永遠か。交代で番をし
て夜も撤して走ります。
晴れた夜は星が本当にきれいで銀河の果てまで見えそうです。
流れ星も何かが燃えながら飛んでるというのがよくわかるくら
い近く明るく見えました。
また船尾を見ると船の引き波にあわせて夜光虫が光っていて、
船が丸ごと彗星になって飛んでるみたいに思えてきます。そこ
へイルカが夜光虫を全身にまとって遊びにきます。真夜中に光
る物体が遊びに来るって、、、ここはどこだ?
そう聞くと、イルカがシルカという、、それを聞いていたゼウ
スが、そのままイルカをダジャレごと天空にあげてしまいまし
た。夏の夜、天頂付近にぶら下がるイヤリングのような小さな
星座イルカ座の伝説でした。
そんな幻想的な夜があったとか、無かったとか、、
でも、そんなロマンチックな気分はすぐにどうでもよくなるく
らいに夜はひたすら真っ暗で眠たくて寒くて退屈で単調で怖く
てひたすら耐えるのみで、、、といって逃げようにも夜は毎日
絶対来よるし、、、。唯一音楽と短波ラジオが心のオアシスで
した。
明けても暮れても海そら風。
しまいには漂流ゴミを見つけてゴミーー−!と声を上げると皆
中から出てきてゴミー!などと言って喜ぶようになる始末。
黒いブイは人の頭に見えるので話しかけてみます。アミーゴア
ミーゴ!
アメリカからのAM放送が届きだすと、そこからは古くならない
古いアメリカの音楽がとめどなく流れでてくる。とめどなく、
、永遠に
濃い霧の朝
水墨画のような崖がふわ、と現れる
それがランドフォール
ゴールデンゲートブリッジは霧の中
ゴールデンゲートフォグホーンの荘厳な響きのなかゆっくりと
橋をくぐると、にわかに霧が晴れだしてサンフランシスコの街
並が朝日に光り輝きだしました。坂道に沿って並ぶおもちゃみ
たいな街並が本当にきれいでいつまでも眺めていました。
航海中、夢をたくさん見ました。どれもしっかり覚えていて、
記憶として頭にストックされています。そのすぐとなりに青色
ばっかりの非日常的日常の記憶がストックされているわけでし
て、どうやら混ざりかけているのかもしれません。
あと言葉にも飢えているのかもしれません、、、
なんやかやですが 今サンフランシスコいることだけは間違い
ないようです。
長い文章読んでいただきありがとうございました。
それでよい一日を!
うずはし幸広